ピルはPMDD(月経前不快気分障害)にも有効です

微笑んでいる女性

ピルといえば、「避妊」としての役割しかない薬と思われがちです。
もちろん、女性が毎日服用する事で排卵を抑制し、妊娠を予防できます。
ですが、様々な治療に使われたり、あるアレルギーのある人にも、ピルは便利な薬となっています。

女性は生理の2週間ほど前から、ホルモンバランスが変わる為、イライラ感や不安感など精神的な不調を感じがちです。
多くの女性が感じた事のある生理前の精神的な不調ですが、中には日常生活に支障をきたしてしまう程、強く症状が現れるケースがあります。
このような症状を「PMDD(月経前不快気分障害)」と言い、最近増えている女性特有の病気です。
PMDDは強い不安感など精神的な不調が、表面に現れやすい事もあり、うつ病と間違われてしまうケースも少なくありません。
ですが、PMDDは女性ホルモンのバランスが変化する事で起こる為、うつ病の薬を服用しても症状は改善しないのです。
生理前に精神的な症状が強く現れやすいという場合、クリニックでは妊娠を希望しない女性には、ピルでの治療を進めます。
ピルは排卵を抑える為、女性ホルモンのバランスが変わり難く、PMDDの症状も出にくいという効果が期待できます。

また、PMDDなど女性特有の病気だけでなく、ピルはラテックス・アレルギーを持っている人の性生活も、サポートしてくれます。
ラテックスはコンドームを作る際に使用される、天然ゴムの1種です。
体質によって、このラテックスが強いアレルギー反応を起こす場合があります。
ラテックス・アレルギーの人はコンドームを着用できない為、コンドームでの避妊はできません。
ですので、コンドームの代わりにピルで、避妊する事がお勧めと言えるでしょう。